カフェイン過敏症の症状とカフェイン入りドリンクの含有量を知っておこう

コーラ

コーヒーやコーラを飲むと動悸が激しくなって吐き気がおそってくる・・・。

そんな症状に見舞われたことはないでしょうか?

一度だけなら単に体調不良だったという可能性もありますが、何回も同じ症状を経験しているなら、それは「カフェイン過敏症」なのかもしれません。

今回は、僕の実体験をもとに「カフェイン過敏症」とは一体どんなものなのかを紹介したいと思います。

サクサク
ちなみに僕は30歳を過ぎてからカフェイン過敏症になりました。
肝臓のサプリを飲んだらカフェイン過敏症がちょっと改善した話

カフェイン過敏症とは何か?

カフェイン過敏症とは、少量のカフェインを摂取しただけで「カフェイン中毒」のような症状が現れてしまう体質のことです。

カフェインを含んでいる飲み物としてはコーヒーや緑茶が有名ですが、実はコーラにも微量なカフェインが含まれており、カフェイン過敏症の度合いによってはこの微量なカフェインに反応してしまうこともあるんです。

ただ、人によって「コーヒーはダメだけど緑茶は平気」という場合や、「お茶はダメだけどリポビタンDならOK」という場合もあり、医学的にハッキリとした基準が設けられていないというのが現状です。

カフェイン過敏症の症状とは?

カフェイン過敏症の症状には次のようなものがあります。
症状は人それぞれではありますが、動悸や吐き気、ふるえ等を感じることが多いです。

カフェイン過敏症の主な症状
  1. 動悸(心臓がバクバクしてきます)
  2. 吐き気(本当に吐いちゃうこともあります)
  3. ふるえ(手足が勝手に震えてきます)
  4. 不安感(ヤバイよヤバイよー状態になります)
  5. 神経過敏(落ち着きがなくなります)
  6. 浮遊感(風邪薬を飲んだときのようなフワフワ感がおそってきます)
  7. 胸が苦しくなる(不整脈の影響かも)
  8. めまい
  9. 不眠

僕の場合、一番顕著に表れる症状が「動悸」です。
カフェインは心臓に対する刺激作用があるため、摂取すると動悸が激しくなって心臓がバクバクしてくるんですね・・・。

他には腹痛や下痢といった症状に悩まされる人もいるようです。
また、カフェインを摂取しすぎると不整脈にも繋がってくるので要注意!

カフェインを含んでいる飲み物

カフェインが含まれている飲み物の代表例としては「コーヒー」や「お茶」が有名ですが、他にもいろいろな飲み物に含まれています。

日常的な飲み物にどれくらいのカフェインが含まれているのか調べてみました。

カフェインの含有量比較

  • 眠気覚まし系ドリンク
    強強打破(150㎎/1本)
  • エナジードリンク
    モンスターエナジー(142㎎/本)
    レッドブル(80㎎/本)
    リポビタンD・チオビタドリンク(50㎎/本)
  • コーヒー
    インスタントコーヒー(85㎎/1杯分2g・150ml)
    缶コーヒー(110~150㎎/1本)
    ドリップコーヒー(100㎎/1杯150ml)
    水出しコーヒー(87㎎/1杯150ml)
  • 緑茶・紅茶・ウーロン茶60~100㎎/500mlペット)
  • コーラ40㎎/500mlペット)
  • ライフガード40㎎/500mlペット)
  • デカビタC20㎎未満/1本)
  • オロナミンC18㎎/1本)
サクサク
ちなみに、三ツ矢サイダーやCCレモン、爽健美茶や十六茶にはカフェインが入っていません。

コーヒーのカフェイン含有量は、一般的に「安いものほど少ない」といわれており、
インスタントコーヒー  <  ドリップコーヒー  <  水出しコーヒー の順で多くなっていく傾向があるようです。

また、アイスコーヒーはホットよりも飲む量が多いので、カフェインの摂取量も増えてしまいます。
といっても、夏場のアイスコーヒーは凄く美味しいんですけどね・・・。

チョコレートにもカフェインが含まれている

板チョコ

カフェインは飲み物だけでなく、実は一般的なミルクチョコレートにも含まれています。

種類によって若干の違いはありますが、板チョコ1枚におよそ10㎎のカフェインが含まれているんです。

また、高カカオをうたっているダークチョコレートの場合はカフェイン含有量が2~4倍ほど跳ね上がって、板チョコ1枚で40㎎含まれている商品もあるのでご注意を。

サクサク
僕はダークチョコレートを食べると吐き気が襲ってきやすいです。

一般的なカフェイン中毒の症状は200㎎から表れ始める

一度にコーヒー2~3杯分のカフェイン(200㎎)を摂取すると、感度が高い大人ならそれだけで目に閃光が走ったり、手足が震えるなどの症状が起こります。

一般的には500㎎を超えると、明らかにこうした症状が起こり始めるそうです。

そのため、さらに感度の高いカフェイン過敏症の方だと、コーヒー1杯でもカフェイン中毒の症状があらわれてくる・・・というわけなんです。

そして特に注意したいのが不整脈!
知らず知らず摂っていたカフェインによって不整脈が誘発されていることもあるので注意が必要です。

サクサク
僕も自分がカフェイン過敏症だと気づく前は、健康診断でやたらと不整脈が引っかかっていました。

不整脈は脳梗塞や脳卒中などの「突然死」をまねく要因でもあるので、カフェインの摂取量にはなるべく気を配ったほうが安心です。

カフェイン中毒による致死量は?

カフェイン中毒の症状が起こり始めるのが200㎎からだとすると、致死量はどの程度なのでしょうか。

カフェイン中毒による致死量は一般的には10g(10,000㎎)といわれています。
ただしこれには個人差があり、5g(5000㎎)でも亡くなった事例があるそうです。

通常の生活を送っていればこんな量のカフェインを摂ることはあり得ませんが、カフェイン過敏症の方はこれよりもっと少ない量でも影響が出てくるので、エナジードリンクや眠気覚ましドリンクを大量に飲むのは避けたほうが良さそうです。

サクサク
特に『モンスターエナジー』は1缶で142㎎のカフェインが含まれているので、2本一気飲みとかは絶対に辞めたほうがいいです。
僕は昔、1本まるごと飲んで酷い目に会いました・・・。

カフェイン過敏症の改善方法はあるのか?

カフェイン過敏症は病気ではなくアレルギーの一種なので、根本的な治療法は確立されていません。

ただ、カフェインの吸収・分解には肝臓が深くかかわっているため、肝臓の調子が悪いとカフェイン過敏症の症状も悪化する傾向があるようです。

実際、僕もお酒を飲み過ぎた翌日にコーヒーを飲むと症状が強く出ることが多かったので、あながち間違ってはいないのかな、と思います。

ちなみに僕はお酒が非常に弱いです。
少なからず「肝機能が弱い」ことがカフェイン過敏症と関係しているのかもしれませんね。

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