僕は30歳になった年に「カフェイン過敏症」が発症し、コーヒーやお茶が飲めなくなりました。
それまでは普通に飲めていたにも関わらず、コーヒーやお茶など「カフェイン」が入っているものを飲むと動悸が激しくなり、酷い吐き気が襲ってくるようになってしまったんです。
発症するまではむしろ「コーヒー」や「お茶」が大好きだったので、それが飲めなくなったことで食生活が一転しました。

目次
カフェイン過敏症になって起きた体の異変
カフェイン過敏症とは、極少量のカフェインを摂取しただけでも「カフェイン中毒」と同じような症状が出てしまうことをいいます。
症状は人によって異なるのですが、僕がカフェインを摂ると次のような症状があらわれます。
- とりあえず気持ち悪くなる
- 吐き気がする。(というか大量に飲むと吐く)
- 動悸が激しくなって落ち着きがなくなる
- 同時期ごろから、健康診断で肝機能の異常と不整脈が毎年引っかかるようになった。
吐き気や動悸の症状は、カフェインを摂取して30分~1時間後くらいに表れることが多いです。
症状のピークもそのくらいで、その後徐々に落ち着いていき3時間くらい経つと普通に戻る感じ。
コーラに含まれている程度のカフェインだと、350ml程度を飲み干しても大丈夫なことが多いのですが、缶コーヒーや緑茶だと1杯でもダメ。気分が悪くなってきます。
ただ、大丈夫かどうかはその日の体調によりけりで、体調が良ければセブンカフェのアイスコーヒーSを半分くらい飲んでも症状が出ないときもあります。
後述しますが、カフェインの分解能力は肝機能によるところが大きいそうなので、それが影響しているっぽいです。
カフェインが摂れなくなって困ったこと
カフェインはコーヒーやお茶だけでなく、紅茶やウーロン茶、コーラなどにも入っています。
ほとんど僕が好んで飲んでいたものばかりです。(笑)
それらがまったく飲めなくなってしまったので、ミネラルウォーターを飲む量が格段に増えました。(妻が妊娠中と産後に使っていた『クリクラのウォーターサーバー』が非常に便利だったので引き続き使っています。)
また、仕事の面でも影響がありました。
僕は営業で外回りをやっていた時期があるのですが、お客さんが出してくれるのはほとんど「コーヒー」か「お茶」なんですよね・・・。
出された後に「あ、それ僕飲めないっす!」とはとても言えないお客様も結構いたので、少しだけ飲んで営業車でウエウエやってることもしばしば・・・。
だんだんそれすら耐えられないくらい悪化してきたので、後半は開き直って「すみません、僕カフェイン過敏症なんでコーヒーが飲めないんです」って言うようにしてました。
でもこれが「つかみのネタ」として結構食いつきがよく、逆にお客さんと親密になれることも。(笑)
いわゆる怪我の功名ってやつですかね。(違います)
大学病院で診察を受けてみたものの・・・
自分がカフェイン過敏症だと気付くまで、僕は毎朝コーヒーを飲みながら車で通勤していました。
通勤時間が40分くらいだったので、ちょうど会社に着くころ症状が悪化してくるわけです。
そんなわけで、会社に着くなり「ウエウエ・・・」とトイレに逃げ込む毎日・・・。
当時の僕はカフェイン過敏症なんてものがあるとは夢にも思っていなかったので、「これは仕事のストレスが原因なのか?」と本気で思ってました。
まあ、当時勤めていたのがブラック企業だったからストレスも半端なかったですしね。
それでも毎朝のコーヒーはキッチリ飲んでいたので、吐き気や動悸が異常なくらい強い日が何日か続きました。
そんな状況になって初めて「ダメだ、もう耐えられない・・・。そうだ、病院に行こう!」となりました。
診察を受けたのは、僕が住んでいる県で一番大きな「大学病院」。
当時の僕は「大学病院なら原因をちゃんと解明してくれるだろう」と勝手に思い込んでいたんです。
でもその期待は大きく裏切られ、医者からさじを投げられる羽目になります・・・。
胃カメラまで撮ったのに原因が特定できず
僕が受診したときはまだ、自分がカフェイン過敏症だという自覚がありませんでした。
というかカフェイン中毒という存在すら知らなかった状態。
なので、病院の先生は「僕がカフェインを摂ったあとに気持ち悪くなる」とは分かっていません。
そのため、毎日の吐き気や動悸の原因を調べるために、まず「アレルギー検査」が行われました。
しかし、唯一「ハウスダストアレルギー」の反応が大きかったものの、他に気になる点は何もなし。
その為、次は逆流性食道炎を疑って胃カメラを撮ることになりました。
だがこれが辛かった。胃カメラこわい・・・。
しかも異常は何も見つからず。
その後も何回か通院してみるも、結局先生に「まあ、あまり神経質にならず、気にしないようにするのが一番なんだけどね。次回もまた来る?」と実質さじを投げられる始末。

結局、その後ネットでいろいろ調べているうちに「カフェイン過敏症」なるものがあることを知り、自分を悩ませてきた原因にようやく気付くことができた、というわけです。
カフェイン中毒は医学的に「アレルギー」とは認識されておらず、カフェイン過敏症についての認識が薄い医師も多いそうです。僕を診察してくれた医師もそうでした。
そのため、自分が本当にカフェイン過敏症なのかどうかは「自己判断」になってしまうことが多いのです。

- カフェイン消費量
- カフェインによる不安の感じやすさ
- カフェイン代謝の速さ
- カフェインの苦みの感じやすさ
ジーンライフの遺伝子検査キットは種類がいくつかあるのですが、問い合わせてみたところ、上記の項目は『遺伝子検査キット GeneLife Genesis2.0』(29,800円)で調べられるそうです。
カフェイン過敏症は肝機能の低下が影響しているみたい
カフェイン過敏症について調べていくうちに分かったことがもう1つ。
それは、カフェインの分解には「肝機能」が影響しているということ。
そしてカフェイン過敏症を発症し始めたころから、会社の健康診断で「肝機能」と「不整脈」が引っかかるようになってきました。
これって、どっちもカフェイン中毒に深く影響しているものなんですよね。
そして更に決定的だったのが、カフェイン過敏症が発症して数年後に「女性化乳房症」という男なのにおっぱいが大きくなる症状があらわれてしまったこと。
実はその原因も「肝機能の低下」が関係していたんです。

医者からも「食生活を見直したほうが良い」と言われたため、肝機能を改善する食生活を心がけてみることに。
でも僕は、『酒をほとんど飲まないにも関わらず肝臓が弱い』という、筋金入りの低肝機能男。
酒を控えて肝機能アップ!という訳にはいかないので、食事で肝臓に良い成分を摂るしかないわけです。
でもね、ぶっちゃけ「しじみ」とか「レバー」って苦手なんですよ。
レバーとかホント無理。しょっちゅう食べるなんて絶対無理。

・・・というわけで、サプリに頼ることにしました。
肝機能をいたわるサプリでカフェイン過敏症が少し改善
今回サプリを選ぶ際、重要視したのが次の成分です。
- オルニチンが含まれていること
肝機能のサポートといえば「オルチニン」といわれるほど、肝臓の働きを助ける効果が高いといわれています。 - スクワレンが含まれていること
スクワレンは深海鮫の肝油エキスで、肝臓に酸素を運んだり、免疫力を高める効果が期待できます。また、スクワレンは30歳前後から急激に減り始めるのですが、この30歳というのが「僕がカフェイン過敏症を発症した年齢」なんですよね。
もしかしたら関係があるのかも知れないと思い、スクワレンは必須にしました。 - マグネシウムと亜鉛が含まれていること
マグネシウムと亜鉛は不整脈を予防するのに効果がある成分です。カフェイン中毒は不整脈と深い関係があるので、少しでも脳梗塞などのリスクを減らしておきたいです。
以上の成分を含んでいるサプリを探したところ、『レバリズム・L』というサプリが見つかりました。
他にこの3つが含まれているサプリが見つからなかったのもありますが、サイトを見ると素材は日本産にこだわっているし、値段も手ごろだったのが決め手になりました。
肝臓機能をアップさせるサプリの効果は?
飲み始めて2カ月くらい経ったころから、コーヒー1杯くらい飲んでも「ウエウエ」しなくなりました。
でも2杯はダメですね。かなり怪しい感じになってきます。
まあ、コーヒーが飲めない生活にも大分慣れてきたので、1週間に1杯、ホントにコーヒーが飲みたい時に飲めるだけで十分です。

飲み始めてから「女性化乳房症」も徐々に収まってきたので、それなりに効果はあるっぽいです。
まあでもね、正直に言えばサプリとか飲まなくても美味しいコーヒーが飲みたい。
ホント、30歳過ぎると体にもいろんな変化が起きるなぁ・・・。
